議会改革推進特別委員会視察レポート

【日時】
平成24年10月11日(木)~10月12日(金)

【視察先】
三重県四日市市議会,三重県亀山市議会

【視察内容】
議会改革推進のための取組みについて
・通年議会の導入に至る経緯と現状や課題
・反問権や反論権の考え方と実施状況
・議員定数、議員報酬に対する考え方
・自由討議について
・議会情報の提供や市民の意見を聴く方法について

【四日市市議会の特徴】
平成23年5月1日より四日市市議会基本条例を施行。その主な特徴としては、①通年議会の開催 ②反問権 ③文書質問などを盛り込んで、議論の活性化を推進。

①通年議会
定例議会を年1回とし、会期を通年にすることで、災害等の突発的事件や緊急性を要する課題に対して迅速に対応可能。地方議会の殆どが年に4回の定例会を開催し、議案等の審査を行うが、定例会以外に議会側が必要な時に議会を開こうとしても招集権は市長に附属している為、議会が成立しない。通年議会であれば1年を通じて開会しているので、休会中であっても議長の権限で会議を再開することができる。従って二元代表制の一翼を担う議会の権限強化並びに監視機能の強化に繋がる。

②反問権
本会議における質問や委員会における質疑において、執行部から議員への逆質問を可能とする。質問趣旨の確認にとどまらず、議員の考え方や対案の提示を求める反論も含まれており、反問権というより反論権という内容である。今のところ反問権の実施はない。

③文書質問
議員は会期中を除き、文書により執行部に対して質問を行うことができる。質問内容は、一般質問として行う内容に相当する程度とし、質問書に具体的に記載。質問書は議長を経由して、執行部に送付し、執行部は速やかに回答するものとする(2週間程度で回答がある)。四日市市情報公開条例に規定する「不開示情報」は、答弁の対象としない。質問書・答弁書は、写しを議会事務局で保存するとともに全議員に配布することで、議会の情報共有を図る。また市議会ホームページで公開する。

【亀山市議会の特徴】
①「こんにちは!市議会です」の放送
広報広聴の取組みとして、「議会だより」の発行だけではなく、「こんにちは!市議会です」という番組を市議会広報広聴委員会で監修制作。当委員会の役割として放送に向けたスケジュールの調整、原稿及び映像のチェック等。それを定例会毎にCATVで放映している(CATVの加入率:83%)。市議会ホームページでも公開している。1本あたり15分番組で諸経費が156,450円(4定例会で625,800円)。実施にあたり、議会事務局の負担を考慮する必要あり。

②常任委員会における所管事務調査を実施
各常任委員会の「所管事務調査」として、各常任委員会でテーマを設定し、調査・研究を行い、その結果を定例議会で報告し、速やかに議長から市長に政策提言を行う。

③コンサルタントを活用
議会事務局の機能強化と検討部会をサポートするため、コンサルタント会社を活用。「議会の調査研究運営支援業務委託」として随意契約。
契約内容
 ・議会が行う調査・研究に関する資料の収集。
 ・亀山市議会基本条例の改正等に伴う調査及び洗面的助言など
 契約先:株式会社ぎょうせい
 契約金額:議会基本条例ができるまで約250万円
平成24年度契約金額:19万円